Q1. 最近、メタボリックシンドロームという言葉を耳にしますが、どういう病気ですか。
Q2. 以前より不整脈があり心房細動と言われていますが、治療が必要でしょうか。
Q3. 皮膚科を受診するときの注意点を教えてください。
 

Q1.最近、メタボリックシンドロームという言葉を耳にしますが、どういう病気ですか。
A1.
メタボリックシンドロームとは肥満、特に内臓脂肪の蓄積により、高血圧、糖尿病、高脂血症をひきおこし、動脈硬化が急速に進行する状態です。 内臓脂肪に伴う高インスリン血症や、脂肪組織から分泌されるアディポネクチンが減少し、アディポサイトカインのバランスがくずれることが原因と考えられています 今年の内科学会で診断基準が発表されました。 ウエストが男性で85cm、女性で90cm以上ある場合。 さらに以下の3項目のうち、2項目以上当てはまる場合。 ・ 中性脂肪が150 mg/dl以上、またはHDL-コレステロールが40 mg/dl未満 ・ 収縮期血圧が130mmHg以上か、拡張期血圧が85mmHg以上。 ・ 空腹時の血糖値が110mg/dl以上。 将来心筋梗塞や脳梗塞になる可能性が高く、早めの治療を心がけましょう。
 
Q2.以前より不整脈があり心房細動と言われていますが、治療が必要でしょうか。
A2.
心房細動には慢性か発作性か、もしくは最近の発症か、旧いものか、あるいは基礎疾患があるかどうか、あるいは心機能の状態、心拍数が多少などにより患者さんそれぞれに色々異なった病状が考えられ、治療法もどのような薬剤を選ぶか、抗凝固療法が必要かどうか、また電気的除細動法を行った方がいいかどうかなどそれぞれ変わってきます。また、まれではありますがカテーテルアブレーション(カテーテルによる電気的焼灼療法)により完治する場合もあります。  いずれにしましても一番怖い合併症は脳血栓症と心不全です。御気軽にご相談ください。
 
 
 
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